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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】
第12章 ●悪趣味の悩み
「……あの時はそう思ったんだよ。」
「今は思わないのか?」
当時のことを思い出して、
少し恥ずかしくなってくるが、
エルヴィンにすぐ問いかけられ、
「思わないよ。
あの時と今じゃ、
状況も自分の感情も違うからね。」
正直にそう答える。
エルヴィンは私の発言に対して、
何も返すことはなく、
替わりに温和な指先が優しく頬を撫でた。
それだけで身体が小さく反応し、
エルヴィンを抱く手に力が入る。
相変わらずエルヴィンの指は、
私の淫欲を簡単に促した。
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