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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第115章 熱のせい



「それ、正直に答えたらいいの?」


「……正直に答えてくれるのか?」

「エルヴィンが本当に聞きたいなら。」


「……」

「その沈黙は肯定の意味でいい?
じゃあ話すけど、
モブリットとは身体の相性」

少し声量を上げたところで、
エルヴィンの腕の力が一気に強まり、
物理的に発言も呼吸も止められる。



「……苦しい。」


すまない、と
消え入りそうな声が耳元で聞こえ、
同時に身体も解放された。



「エルヴィン、
ちょっと熱でおかしくなってるね。
それとも、そっちの方が素のエルヴィン?」


「……分からない。
……が、今日は嫉妬心が湧き上がりすぎる。」


「……みたいだね。」


項垂れたエルヴィンの頭を撫でてすぐ、
エルヴィンは布団の中に入り込んだ。

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