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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第111章 言いたいことは同じこと




「「んっ…、」」


凛の漏れ出した吐息と、
ジャンの寝息に近い呼吸が重なる。




「……び、びっくりした……」


唇を離してすぐ、凛は後ろを振り返り、
ジャンの様子をじっと見つめる。



「……ちょっとジャンのこと、
蔑ろにしすぎだったね……」


凛に夢中になりすぎて、ジャンの存在を
完全に無視していたことに気付いた。




「さすがにこれ以上は止めよう……」

「え、ここまでしておいて?」


「……本当に起きたらマズイだろ?」


「まさかの生殺し……」

「それは俺も一緒だからね?」


凛の冗談めかした発言に乗っかると、
凛の頬はそっと緩んだ。

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