第108章 ●大好きの破壊力
「はぁっ、…モブ、リット……!」
「この状況に興奮してる?すごい濡れ方。」
耳元で囁かれる度、身体は小さくビクつき、
自分の意思に反して、勝手に淫欲が湧き上がる。
「背徳感がいいのかな。」
「よ、良くないっ…、」
咄嗟に言い返してすぐ、
ショーツの隙間から強引に指が侵入し、
すぐに奥まで挿し込まれた。
「んっ!あ、はぁっ、…!」
「……こんなにぐちゃぐちゃにしておいて、
それは説得力に欠けるね。」
故意に音を立てさせるように、
モブリットの指は私の中を掻き混ぜる。
同時に胸元を這い回っていた指先が
先端を捉え、
別の方向からの快感が
頭の中を真っ白にさせた。
「ぁん、っ…ん…ふぁっ……」
「声。もっと我慢できる?」
「…んっ、や…む、りっ……」
これでも我慢している方だ。
それでも卑猥な感情で満たされた声は、
静かな部屋に小さく響いていた。