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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第105章 デートの行方



「凛、どうせ今は
モブリットさんに傾いてんだろ?」


ピクシス司令と同じことを問いかけられ、
思わず目を丸くする。



「そんな驚かれても、
見てたら普通にそう思うけど。」


「……どの辺がそう思うの?」


「どの辺って……全体的に。」

「漠然としすぎ!もっと具体的に!」


「……何でそんな必死なんだよ。」


「…………自分でもよく分かんないから。
分かってそうな人に聞くしかないでしょ?」


「そんな状態なのに、俺に言われたところで
納得するとは思えないけど。」


……確かに!


思わずジャンの意見に心の中で同意する。



「凛、分かってないって
思い込みたいだけじゃねぇの?」


「……どういう意味?」


「色んな男に言い寄られてるから、
分かりたくないんだよ。」


「何で色んな男に言い寄られてるって、」
「凛が知らないだけで、
俺は意外と色々知ってる、ってことだよ。」


面倒そうに質問に被せるように返答され、
納得はいかないが
取り敢えず質問攻めは終了させた。

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