• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第104章 独占欲



「今日くらい、
いつも俺を求めて来たらいいんだが。」


「……いつも結構、求めてる…、でしょ……?」


「お前は好意を持たれた男全員を
平等に求めるからダメなんだ。
もう少し俺を贔屓しろ。」


「ふふっ…、」


目を瞑ったまま小さく笑う凛の頬に
そっと唇を合わせると、
ゆっくり瞼は開き、
だいぶ恍惚さが失われてきた瞳が現れる。



「独占欲、すごいね。」


「当たり前だろ。俺はずっとそう思ってる。」


恍惚さが失われても尚、
凛の瞳は魅力的でしかなく、
瞬きをすることすら忘れ、
つい見入ってしまう。


瞳だけでもそれくらいの魅力を
感じているのに、
自分だけのものにしたいと思わない筈がない。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp