第104章 独占欲
「はぁっ……、はぁ…」
「おい、もう一回水飲んどけ。」
凛の腹に出した欲の塊を拭きとり、
すぐに水を口に含む。
まだ荒い呼吸を続ける凛に顔を近付けると、
すぐに引き寄せられ、
唇から液体が凛の中へ流れ込んだ。
「……んっ…、喉、乾く……」
「そりゃそうだろうな……」
泥酔に近い状態でこんな激しい運動をして、
身体が水を欲さない筈がない。
完全に閉じられ、
開く気配のない瞼を指で擦った。
「……リヴァ、イ?」
「酔ってると、
お前はますますいやらしくなるな。」
「……そう、だった?」
もう忘れてきてんのか。
さすがに早すぎんだろうが。
心の中で呆れながらも、まだ快感の波を
味わっているような表情を垣間見ると
そんなことはどうでもよくなる。