第2章 1話 再開のスターティングブロック!!
遙がご飯を作っていると真琴と渚が後ろから覗いてきた。
「って、またサバ?」
「いやなら喰うな。」
「おいしそう。ハルちゃん料理上手だったもんね。」
鯖の焼ける匂いが台所に漂い始める。ふと真琴の表情が曇った。
「でもさ、本当にいいのかな?」
「んぇ?さっきは賛成してたのに?ひょっとして怖くなった?」
「違うよ。オレ達だけで掘っちゃっていいのかなってこと。」
「それは…仕方ないよ。だってリンちゃんは日本にいないんだし…」
その頃昴はある写真をジッと見ていた。しばらくするとカメラをいじり始めた。