第2章 1話 再開のスターティングブロック!!
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夕方。真琴と渚と昴は遙の家に来ていた。
「いいなぁ~。ハルちゃんもスーちゃんも一人暮らしなんだ~。」
「ハルのおばさんは単身赴任のおじさんのところだって。」
「スーちゃんは?」
「うちは2人とも中学1年のとき、交通事故でね…。とりあえずゴローちゃんもなんとかしてくれてるし、自分でも稼いでるから生活費の心配はないかな。」
「…それはご愁傷様でした。それはそうと、どんな仕事なの?」
「それ!オレ達も知らないな~。教えてよ!昴。」
渚と真琴が昴を問い詰める。
「…カメラマンだよ。たぶん。」
「たぶんってどういうことだ。」
遙も気になって会話に入ってきた。
「んー。私って未成年でしょ。だから別の名前で活動してるんだよね~。だから私なのか、私じゃないのかわからなくなって…」
「そうか。」
遙はそう言うと料理を作ることに集中した。