ドラゴンクエストⅠ ~ i f ~ 竜王の仲間を望んだなら
第3章 たとえ裏切り者と呼ばれようとも
竜王「思えないだろう?結局人間は誰かがどうにかしてくれるだろうとしか思ってない」
竜王「貴様は言わば人間の操り人形に過ぎないのだ」
竜王「だからわしは人間を・・・私利私欲でしか決して動くことのない人間を滅ぼすと決めた」
勇者「・・・・・・・・」
竜王「・・・・・・・・」
竜王「勇者よ、もう一度問おう、もしわしの仲間になれば世界の半分をやろう・・・」
竜王「二人で、いや・・・わし達と共に本当の平和な世界を作らないか?」
勇者「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
勇者「・・・・・・・・・わかった」
竜王「!!? そうか、ならわしらの友情の証として貴様の剣をいただくがかまわないか?」
勇者「・・・・・いいだろう」
竜王はロトのつるぎを手に入れた
竜王「ほう・・・これが・・・まぁ今となっては関係ないことか」
竜王「なら、貴様にはこれをやろう」
勇者は竜王のつるぎを手に入れた
竜王「それはわしら竜族に代々伝わる名剣だ、一振りで凄まじい威力を誇ると言われている」
勇者「これは・・・凄い・・・」
竜王「それから外見だが勇者のままにしておくのはさすがにアレだな・・・」
勇者「そうか?別に問題ないと思うが・・・」
竜王「それは脱ぎ捨てこれに着替えるといい」
勇者は竜王の鎧を手に入れた
竜王「元々、その剣も鎧もわしが受け継いだものなのだがわしは魔力を使う戦いが主で肉弾戦向きではないから
使う機会がなかった」
竜王「しかし、勇者の強靭な肉体ならそれをなんなく使いこなせよう」
勇者「・・・なんだ・・・なにもしてないのに力が・・・」
竜王「それはその鎧の効果だ使用者の体を守り竜神の加護を与えてくれる」
勇者「なるほど・・・」
竜王「さて、ここからが本題だ、貴様はこれで人間の敵となったわけだ」
勇者「ああ、覚悟はしている」
竜王「それなら結構、では今夜は宴にしよう!」
竜王「誰か、誰かおらぬか!?」
ガシャンガシャン
しにがみのきし「お呼びでしょうか?竜王様?」
竜王「宴の準備をしろ!それと各地の長に緊急招集の要請をだせ!」
竜王「それからこの者の部屋を用意しろなるべくいい部屋をみつくろえ!」
しにがみのきし「かしこまりました、それではこちらへどうぞ」