第1章 【キレイな最期を】
「ん~…おはようアイアンハイド」
昼まで寝るかと思ったら意外と朝早く起きた
「頭痛くないか?」
人間には二日酔いとかいうものがあるのをレノックス達をみて学んだ
「私は大丈夫。今日は戦わないの?」
背伸びして眠気を覚ます
「今日はない」
「ゆっくり休んで^^」
ドアを開けジャンプをして降りる
「お前はどこか行くのか」
「ん~…どうしようかな」
自殺する予定だったのでどこに行こうとか考えてなかった
「さんぽ…しようかな」
は洗面所に行き出かける準備をした
「あれ?オートボットに戻らないの?」
準備をし終わった後もまだビークルモードで居る
「外に出るなら俺に乗れ。
お前はまたどっかで銃を手に入れそうだからな。」
「そういえばあの潰された銃武器倉庫にあるよね。」
「あんなとこにスクラップの銃があったら人間びびるだろ。」
アイアンハイドは心配だった
一人にさせたらいつのまにか居なくなってるんではないかと
任務中も気になってたので
自分が休みの日くらいは一緒に居なければ落ち着かなかった
「え~これ護衛用の車だよ~私一般人だし」
アイアンハイドのコピーしたGMCは大統領の護送車にも使われた
特殊な車だ
一般人ではまず乗らない
「嫌なら別の車になれる」
とにかく一人にさせたくなかったアイアンハイドは
一瞬だけ別の車になる事も考えた
「ううん。これがいい。てゆーか、アイアンハイドが良い♪」
は嬉しそうにまた運転席にぴょんと飛び乗る
『アイアンハイドが良い』
この言葉に妙にむずがゆくなり心なしか気分が良くなった
外を走ってると同じくオフのバンブルビーとすれ違う