第1章 【キレイな最期を】
前まではNESTの格納庫に戻っていたが
最近はオートボット達に個別の家が与えられるようになった
家と言ってもアイアンハイドの場合は武器だらけの大きな倉庫みたいな所だ
「人間が住めるようには一応なってる。」
レノックスが用意したのだ
俺が来る時、快適に過ごせるようにな、と言ってキッチンやソファ、シャワーなど一通り揃えた
「…一般人なんて入れて良いの?」
「しょうがねぇだろ。行き場をなくしたのは俺なんだし…
特にNESTの奴等から部外者を居れるなとは言われてない。」
自由に使って良いと言われたので言われたとおり自由にしているだけだ
「なんで自殺をしようとしたんだ。」
オートボット用の大きなイスに座るアイアンハイド
「…いろいろあるの。死ぬのは怖いから、銃で一瞬で死のうと思って。
だから旅行者としてアメリカに来た。」
人間の悩みなどわからないが
アイアンハイドはが死ぬのはなんとなく嫌な気分がした
「人間は大変なんだな。しばらくここに居れば良い。
その間に気が向いたら銃の弁償してやるよ。」
「なにそれ。てゆうかここに銃いっぱいあるじゃん」
はズラリと並べられた大きな武器を指差す
「お前がディセプティコンなら殺ってたがな。一般人は傷つけるなと言われてる。残念だな。」
「…ディセプティコン支持派になろうかな」
「そっち側になった所で良いことなんてひとつもねぇよ」
アイアンハイドは武器の手入れをし始める