第6章 人のものってなんだか魅力的
銀時「…何してんの?」
『…かくれんぼ』
背中に隠れた私に銀さんが怪訝そうな顔をする。
銀時「あ、そう。誰と?」
『…鬼』
銀時「あ、そう。何で?」
『い、いいから静かにしてて!』
何としてもこの状況から逃れないと…
今すぐにでもここから逃げ出したい。
銀時「お前ほんと大丈夫か?どうかしたのか?」
『うるさいよ!!』
銀時「いや、理不尽…」
ヤバイ…でかい声出しすぎた!
こちらに気づいた鬼が一匹、こちらへ近づいてくる。
…ヤバイ。こっち来んなあっち行って!
来るな来るな来るな来るな…
沖田「あ、旦那じゃねぇですかィ」
イヤァァァァァ!