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タイムマシンは幸せの鍵【銀魂】

第25章 川立ちは川で果てる


『イヤァァァァァァ!!!』

私は屯所の廊下を一目散に逃げ出した。

嘘だァァァ!
ゴリラが本物のゴリラになったなんて嘘だよね!?

『嘘だと言ってよバーニィ…!!』

どうしよう。
こうなったら近藤さんと同じ知能を持ったゴリラを南アフリカから連れてくるしか…
あれ、それだとゴリラをゴリラとトレードするだけ…?
てかゴリラってなんだっけ。
なんでゴリラって言うんだっけ。
なんで学名だとゴリラ・ゴリラ・ゴリラなんだっけ。
ゴリラって…

「待ってェェ!」

『!?』

思考がゴリラに乗っ取られかけたその時、悲壮感あふれる声が響き渡った。
振り向くとさっきのゴリラ・ゴリラ・ゴリラが人語を話しながら走っている。

『ただただ怖い…!』

「待ってくれェェ!なんで逃げるんだァァァ!」

『罪悪感と恐怖心とゴリラが迫ってくるよォォ!」

「え、ゴリラ?あ、もしかしてコレのこと?」

『…?』

迫る足音が止み、何やらごたつき始める。

「ちょ、オイ!いい加減に離れろって…!こら!」

何、なんなの…

恐る恐る後ろを振り返るとーーーーー

近藤「ぶっはぁ!」

『!?』

ゴリラの下からゴリラ…もとい近藤さんが顔を覗かせた。

近藤「よぉ!さくらちゃん!」
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