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タイムマシンは幸せの鍵【銀魂】

第24章 パトカーのサイレンって何もしてないのになんか緊張する


神楽「ほんとだ、どこまで逃げてるアルかさくら」

新八くんの後ろから神楽ちゃんがひょっこり顔を出す。
その後ろには台車に乗せられた生ける屍銀さんと、
それを押す源外さん。定春もいた。

神楽「急に走って逃げるから随分探したヨ、って……ウゲ」

神楽ちゃんの青い瞳が汚いものを見るような目に変わる。

新八「沖田さん…?」

新八くん達の視線の先には制裁を受ける総悟。

新八「なんで沖田さんが…っ、まさか!賞金首のさくらさんを捕まえようとして返り討ちに…」

嗚呼、新八くんの中で私って暴力キャラなんだなぁやっぱり…
ちょっと反省。

新八くんに免じて技を解いた。

沖田「いててて、ひでェやさくら」

『自分の蒔いた種でしょ。そのくらい当然よ』

新八「??」

話についていけずポカンとする新八くん。

沖田「俺は別に捕まえようとして来たわけじゃねェよ」

新八「え、でもさくらさんには懸賞金がかけられてるんですよね?」

沖田「詳しいことはさくらに聞きな…めんどくせェ」

オイなんか今聞こえちゃいけない本音が聞こえたけど。

新八「じゃあコレは…」

総悟に手配書を渡す新八くん。

沖田「だからさくらに……って、あり?」

受け取った手配書を見つめて総悟は首を捻る。
すると、風に乗って微かに煙草の香りが漂った。

「そんなもんがまだ出回ってたとなりゃ、午後は真選組総出の撤収作業で決まりだな」

『…!』

声のする方を振り返る。
煙草の煙を燻らせて現れたのは

『土方さん!』

土方「…よぉ、さくら」

少しポッチャリしたと噂の鬼の副長だった。

土方「いや太ってねェから!!!」
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