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タイムマシンは幸せの鍵【銀魂】

第21章 落とし物


「いらっしゃいませー」

仕事帰りによく寄っていたコンビニ。

『あ、すいません。今日この時間に面接をお願いしていた者ですが…』

入ってすぐの棚で品出しをしていた店員に声をかける。

「あ、少々お待ちください」

すると、いつも私のことを長ったらしいあだ名で呼んでいたバイトの子がニコニコと店の奥に入って行った。

うっわー…すっごい接客スマイル。
私もあれくらいできた方が面接受かりやすいかな…

『…』

訳の分からないことを考えながら、天井に光る真っ白い蛍光灯を見つめる。

「いらっしゃいませー」

コンビニの自動ドアが開き、来店を知らせる音楽が忙しなく鳴り響く。

何となく視線をそちらに流し、また蛍光灯を見つめる。

「小鳥遊さんですね?面接を始めますので奥の部屋にどうぞ」

『えっ』

奥の部屋に入って行ったバイトの子が戻り、私を促した。

「あれ、小鳥遊さんでお間違え無いですよね?」

『あ!小鳥遊です』

「こちらへどうぞ」

私は促されるまま、バイトの子のあとをついて行った。

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