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タイムマシンは幸せの鍵【銀魂】

第20章 選択肢は少なすぎても多すぎても困るもの


新八「じゃ、さくらさん。僕らそろそろ帰りますね」

台所で今日のゴミの仕分けをしていると、片付けを手伝ってくれていた新八君とお妙ちゃんが台所を覗いた。

お妙「ごちそうさまでした。今度は私が何か作るわね」

『おーう、はっはぁ…』

手料理かぁ…

新八「ハハ…」

気まずそうに眼を逸らす新八君。
心中お察しします

神楽「あ、新八達帰るアルか」

お風呂の準備をしていた神楽ちゃんが奥の部屋から顔を出した。

新八「うん、おやすみ神楽ちゃん」

神楽「おやすみネ!」

お妙「おやすみなさい、神楽ちゃん、さくらちゃん」

『うん、おやすみ!ありがとね』

お妙「いいのよ、気にしないで」

手を振り、玄関の扉が閉まるまで見送る。

『さ、ゴミの仕分け再開しなきゃ』

神楽「手伝うことあるアルか?」

『んーん、あとちょっとで終わるから大丈夫!神楽ちゃんはお風呂先に入ってきていいよ』

神楽「ハイヨー!」

ピョンピョンと跳ねながらお風呂場に行く神楽ちゃん。

『さぁ、仕上げだ!』

台所に戻ってゴミ袋の口を縛り、冷蔵庫の中に今日買ってきておいた材料を補充する。

『こんだけあれば明日明後日はOK…と』

さて、

『神楽ちゃーん』

お風呂場の扉をノックして神楽ちゃんを呼ぶ。

神楽「どしたネさくらー」

『アイス買ってくるけど神楽ちゃん何がいい?肉のあとってアイス食べたくなるんだよね、私』

神楽「マジか!雪〇だいふく!」

『神楽ちゃんそれ好きだねェ』

神楽「一つで二つなんて最高アル!」

それならア〇スの実はどうなるんだ…

『一応鍵かけて出るね。銀さん多分合鍵持ってると思うけど、もし持ってなかったら開けてあげてね』

神楽「ハイヨ!」

一旦私が借りている部屋へ戻り、着替えて財布を持つ。

『行ってきまーす!』

お風呂場にいる神楽ちゃんに聞こえるよう、声を張る。

玄関の鍵をかけ、お登勢さんに少し家を空ける旨を伝えると、銀さんが返るまでの間、たまちゃんが万事屋で待っていてくれるという話になった。
ありがたい。






そして私は
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