第20章 選択肢は少なすぎても多すぎても困るもの
銀時「オィィィィ!」
戸を開けて入ってきた奴を声を荒らげて睨む。
銀時「ったくホントにお前ェは…!あんだけ散々言ったってのに何で…って、あり?」
眩しい西日に細められた目ん玉を無理やり開けて凝視する。
逆光で顔はよく見えねェが、明らかに俺の考えてたやつと違う…
神楽「突然何アルか銀ちゃん。あ、もしかして私が銀ちゃんのプリン食べたのバレたアルか?ごめんネ銀ちゃん。だってずっと冷蔵庫にあったから食べないのかと思って…てか銀ちゃん、んなトコで何してるアルか?」
銀時「お前ェかよォォォォ!入って来たのもプリン食ったのも全てにおいてお前ェかよォォォ!」
手に持っていた目覚まし時計に怨念を乗せて神楽に投げつける。
神楽「どっせぇぇぇい!」
それを神楽が日傘で打ち返す。
新八「もー、何ですかさっきからうるさいですよ。またお登勢さんに…ゴファッ!!!!」
そして台所から手を拭きながら出てきた新八がそれを顔面で受け取る、と。
銀・神「ナ、ナイスキャッチ…」
新八「何がだァァァ!」