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【怪盗少女】×オプティマス・プライム

第1章 【怪盗少女】


次の休みを聞かれた
「休みは不定休でわからない。」
「じゃぁ毎日ここで待ってるね!」

どうして彼女はそこまでして会いたいのか…
「会える約束は出来ない。」
そんな約束をしてしまえば人間の手が必要だろう

しかしこんな事でNESTの人の貴重な休みを潰すわけにもいかない
「いいよ。待ってる。」

不定休でわからないっていう事は遠方でここに来てるわけではなさそう

ここから近いはずだ
会えるかもしれない

「私、。あなたの名前は?」

「私はオプティマス・プライムだ」
はやっとドアを開けて降りる

「待ってるからね!オプティマス!」と言って去っていった

がセンサーから消えるとオプティマスはようやくエンジンをかけNESTへと走った


だが、困った

たとえ会う約束をしても一旦別れてしまえば
もうあの場所に行かなくていいだけの話

しかしあんな事を言われ無視できないのが
嘘をつけない正義感溢れる男、オプティマス・プライム

本当に毎日あの場所で待ってるとしたら彼女に申し訳ない

オプティマスは次の休みまで落ち着かない様子で過ごしていた



「オプティマス。今日はもう休みだ。任務ご苦労様。」
レノックスは戦闘を終えたオプティマスに言う
「あぁ。」

それだけ返事するとビークルモードになり急ぐようにNESTを出た

「オプティマスのヤツ、何急いでやがるんだ」

アイアンハイドは不思議そうに遠くなるトラックを見る
「まさかオネエちゃんでも出来たとか?」
ジャズが面白そうにニヤニヤする
「オプティマスが?ふん、それはないだろ」

そんな会話をされてるとは知らずオプティマスはあの場所へと急いだ

人間の時間でいうと夜の8時

そんなに遅くない時間だが真っ暗な道に一人女性では充分危ない時間帯だ

あの場所の位置まであと数十メートルという所でセンサーは一人の女性を感知した

だった
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