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運命を紡ぐ人たちとその日常

第6章 「生まれ変わった後に」


6歳の夏 1

今年の夏はとてつもなく暑い
私は粗方の家事を終わらせるといつもの通りにバトルサブウェイにお弁当を届けに行く
あと、兄さん達にも届けないとなと思いつつ鞄に荷物を詰めていく
只、届けるのはつまらないから今日はバトルサブウェイに乗車しようかな
私はトレーナーカードとデンチュラやシャンデラが入ったボールを鞄に入れ出ていく

最初は兄さん達の居るトレーナーズスクールに行ってお弁当を渡していると
「この子がノボリ君とクダリ君の妹?可愛い!」
わわっ綺麗なお姉さんが急に抱き着いてきました!
「カミツレちゃん、氷空が苦しがってる」
「あら、いいじゃない…本当にくらくらしちゃうほど可愛いわ」
くっ苦しい…ちょっとこのカミツレさんっていう方は苦手かもしれないです
「あっそうだ、これからノーマルトレインでバトルサブウェイに挑戦しようと思うんだけど誰かマルチの相手になってくれないですか?」
私の手持ちはデンチュラとシャンデラだけだからマルチしか参加できないんだよね
レンタルポケモンだと言う事聞いてくれないし
兄さん達がダメだったら諦めるんだけど
2人の兄はそれぞれスケジュール帳を確認している
「ごめん、この後ボクもノボリもバトル大会の練習があるから」
「すみません、氷空」
そうだよね、もうすぐバトル大会だもんね
バトル大会はライモン遊園地で行われるお祭りのイベントの一つで15歳以下のポケモントレーナーが参加できる
その練習があるんだったら…
「だったら、私がバトルサブウェイに乗るわ」
えっ?
「カミツレさん?」
「良いわよね?氷空」
嬉しいけど、ええ!!
兄さん達はボー然としているし
不安に思いつつ私はカミツレさんに連れ去られてしまった
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