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運命を紡ぐ人たちとその日常

第3章 「不思議な迷宮に落ちていく」


未来への付箋

最近…不思議な夢を見る…
ユリウスもエースも居ない夢…
時計塔と遊園地が無くなって…
私は…
その夢はそこで終わってしまう…
ナイトメアが居ない時はその夢を見てしまう…
最近はユリウスやエースと一緒にコーヒーを飲んだりご飯食べたりしている時もその夢の事を思い出してしまう…
私…また家族を失うの?
「どうしたんだ?スノウ」
「何でもない(笑)」
必至に作り笑いをする…
「ウソはいけないぜ~スノウ…顔に出てる」
あ~やっぱり気づかれたか…
「大丈夫よ…ちょっと最近よく眠れなくて…」
「そうか?ならいいけど…」
「眠れないのならナイトメアを頼れ…」
2人ともありがとう…
「それよりも…何を作っているんだ?」
「あ~これ?」
私は5つのミサンガを取り出す
赤色のミサンガと青のミサンガを出すと…
エースとユリウスそれぞれに渡した…
残り3つはビバルディとアリス…そして私だ‥
その他の人たちはこれから作るつもりだ…
私はもう赤と緑と青…そして黄色の入り混じったミサンガを手首に着けている…
「お守りなんだけど…願いをかけて作ったんだ~」
「へぇ~願いって破滅?」
「違うわよ!」
「あははっ冗談だよ」
全くエースは~
「とにかくお守りだから…」
後で皆の分を作ったら届けないと…
水色と赤と黒の混じったミサンガを握りしめている‥
私の願いは…
夢に怯えるなんて…私もまだまだね…
なぜかなり現実に近い夢や予知夢を見る事が多いのかは不明だが…
こういう夢を見た後は何かしら起きる…
スノウは窓の方に向かうと頬杖をついた…


出来たらこのまま時間が止まればいいのに…
この…何処からか来る不安は何だろう…
でも…この世界で生き続ければ…


本当に自分の居るべき場所が見つかるのかな?



ベッドの近くに置いてある…
とある写真が光ったような気がした…
近くには誰かがながした涙の様なしずくが落ちている…
まるで…この数時間帯後の出来事を表わすかのように…
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