第3章 「不思議な迷宮に落ちていく」
不思議な出会い2
ユキはそう言うと、時計を杖に変えた…
光をつかまえると…流れ星を創り出した…
「綺麗…」
「えへへ…私、こういうの得意なんです」
どうして別の時間同士が重なったのか疑問だが…
時計が今の状態になる前のユキに会ってみたかったから良いけど…
見ていると…誰かが私を呼ぶ声が聞こえる…
振り向くと…
「スノウ…スノウっ!」
ナイトメア…?
起きると…狭間の世界に居るのは変わらないが…小さいユキの姿はない…
「私…」
「君は倒れていたんだ…」
えっ?
倒れていた?
「一体…何処に行っていたんだ?君をここで見つけるまで場所が分からなかった…」
え~っと…説明しにくい…
というかかなり昔の過去と現在の時間が重なる事は良くある事なのかな?
「君は…ユキに会ったのか?」
「うん…でも…」
昔の私と似ているけど…違う面もあった…
もしかすると時計が分かれた時に…
記憶だけでは分からない…過去もあるんだね…
「君を…夢の世界にお連れしよう」
ナイトメアは…手を差し伸べた…