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運命を紡ぐ人たちとその日常

第2章 「時の流れるままに」


夢落ち1

アリスはよく分からない夢をみていた…
ナイトメアも…ユキも居ない夢…
いや、夢かどうかも分からない…
目の前にはトランプの模様の描かれた城がそびえたっている…
カラフルな城…
その入り口に、見覚えのある緑の時計を持った兎と金の時計を持った兎が立っている…
ユキとペーターだ…
「ユキ…?ペーター?」
声をかけてみるが…二人は気が付かない…
それどころか…ユキがいつも身に着けているリボンの付いたとんがり帽子を付けていない…
どういう事だろうか…?



考えていると…二人は城の中に入っていってしまう…
アリスは追いかけて行った…


城の奥に進んで行くと…見覚えのある風景になる…


ハートの城だ…
王座には綺麗な水色の髪の毛をした女性と…白いウサギ耳を付けた男性が立っている…
少し離れた所には白いウサギの男女が立っていた…
よく見ると…四人ともユキやペーターと雰囲気が似ている…
ペーターとユキは王座の方に走って行った…
「陛下!!」
「お母様!!」
でも、確かハートの城の女王はビバルディのはず…
どういう事…?


でも、これは夢よ‥
だって、ハートの女王は…
早く…目を覚まさなくちゃ…
アリスはそう思って…目を閉じた…
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