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運命を紡ぐ人たちとその日常

第2章 「時の流れるままに」


夢落ち2

目を覚ますと、アリスはすぐにクローバーの塔に居るユキに夢の話をした…
夢魔のナイトメアも居る…
「そうなんだ…」
「どう思う?」
「ふふっ…この世界は不思議の国ですよ?」
「そうだぞ…」
そう言われてみれば、この世界はアリスにとっての常識は通じない…
銃弾の飛び交う世界…
ゲームを行わないと生きていけない世界…
何があっても不思議じゃない…
「その夢が真実かどうか…信じるか信じないかはアリス姉さん…貴方次第です…」
「そうだな…」
そう言うと…二人は執務に戻ってしまった…

アリスが居なくなるのを見送った後…
「アリス姉さんがあの夢をみるなんてね…」
「確か…女王と王の前任者がユキの両親だったな…」
「因みに、宰相の前任者はペーターの父親…」
あの時期の私達はハートの城に住んでいた…
城の人間だった…
多分…私が魔法を学び始めたからあんなことに…
ペーターも…
かなり前の事だからほとんど忘れてるけどね…
余所者の力って凄いな…
「あの時の思い出は…真実であって…真実ではありません…」
そう自分に言い聞かせながら呟いた…
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