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運命を紡ぐ人たちとその日常

第2章 「時の流れるままに」


魔女の時計4

こうして本を呼んでいると…前の国に居たクローバーの塔の皆を思い出す…
休憩時間にはユキと本を読んでいた…
「駅の領地で唯一ユキの魔法薬屋が前の国と一緒だからかな…」
ここのお店の主は前の国のユキと同じだけど別人だ…
全てがリセットされた状態…
前の国のユキやナイトメアにダイヤの国に馴染めと言われた…
特に、前の国では特に仲の良かったユキには前の国は忘れろと言われてしまった…
アリスの事を想って言った言葉だと思うが…
簡単に忘れられるわけが無い…
「どうしたらいいのかな…」
そうつぶやくと…ユキが帰ってきた…
「ただいま~プリン買ってきました~」
「おかえり~でも、どうして?」
「考え事をしている時は、甘いものを食べるのが一番!!」
そう言うとユキはプリンを頬張っていた…
確か…前の国のユキもプリンが大好きだったっけ…
すると自然と涙が出て来た…
「どうしたんですか?」
「何でもない…少し考えたい事があるから…」
アリスはその後仕事に戻るため…帰って行った…
「アリスさん…」



「…というわけなの」
「そうか…」
ユキはナイトメアの部屋で相談がてらコーヒーを飲んでいる…
「アリスは…きっと、前の国を思い出していたんだろうな…前の国のユキとアリスは特に…」
「…私、アリスさんを探してくる!!」
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