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運命を紡ぐ人たちとその日常

第2章 「時の流れるままに」


魔女の時計1

※ダイヤの国でのアリス視点です!!
駅の一室…
アリスはユキの役に付いて考えていた…
ユキは他の役持ちと少し違う気がする…でも、何だろう…
元余所者だって事は知っているんだけど…
もっと…こう何かがあるはず…
アリスは眠りに着いた…
「ここは…(海…?)」
見た事のない海に来ていた…
看板を見るとヴァレンシア海岸と書いてある…
(これは‥夢?ナイトメア…?ユキ…?)
呼びかけても誰も返事が無い…
遠くから誰かが歩いてくる音が聞こえた…
「…!!」
ポニーテールの綺麗なお姉さんがこちらの方に来る…
アリスの存在に気が付いて無いようだ…
「ユキ!!シルバー!!何処なの!?」
遠くから小さい子供たちが走ってくる…
どうやら双子のようだ…
2人とも容姿がユキに似ている!!
「お母さん!!お父さん!!」
「何処行っちゃったの!?マドレーヌ先生!!」
双子は泣きじゃくっている…
「ホワイティ…ダーク…よく聞いて…私が見つけて来るから…貴方達は…」
何かに気づき、マドレーヌと呼ばれた綺麗な女性は…急に周りを見渡す…
目の前にワープホールが出て来た…
「これは…何?」
「綺麗…」
マドレーヌは双子を抑えて後ろに下がる…
すると、ワープホールが消えて2人の男女が倒れている…
「ユキ!!シルバー!!しっかりして!!」
マドレーヌは二人に駈寄り、声をかける…
双子も駈寄って泣いていた…
ユキとシルバーと呼ばれた青年は光になって飛んで行った…
ユキから出た光だけは途中で二つに分かれた気がした…

「どうして…二つに?ユキの元々いた世界って私とは違う…?」
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