第1章 出会い
数日後
エレンに助けられたのも、懐かしい頃になってきた。
今は街にいる。
お使いってやつだね。 今日は少し遠めのところまで来ていて、若干右往左往している。
何故ならば、いつもいく街よりも栄えているので人がたくさんいる。
人に流される形になっている。
「あっ」
ぶつかられて倒れそうになってしまう。なんてこともさっきから多々。
「あ、あった。あの店だ。」
人の帯の中から抜け出す。
「すみません、〜〜と〜〜をください。」
奥からはーい。とおばあさんの声がした。
出てきたおばさんは、頼んだものとは別に何か持っているみたいだ。
「はいこれ、おまけね。買ってくれてありがとうね。」
「あ、いいんですか?ありがとうございます。
では、失礼します。」