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[ONE PIECE] 癒し恋 〜過去ver.〜

第3章 新しい部屋




(ほらやっぱり……無理だって)

「それは…ちょっとむ」
「おいセンゴク‼︎ いるかー⁉︎」
『⁉︎』

空気を読まず、扉を盛大に開けて現れたのはー…

「ガープ貴様ァ‼︎ いきなりドアを開けるな、と何回も言っているだろうがァ!!!」

…ガープだった。

(おじいちゃ…じゃない、ガープさん⁉︎)

ガープ「お? そこにいるのは真鈴ちゃんか?」
「あ、はい…ってぇぇ⁉︎」

ガープはそう言うとズカズカ部屋に入り込み、真鈴に近づき、頭を撫でられた。

センゴク「ガープ⁉︎ 何をしている‼︎」
ガープ「頭撫でているだけだが?」
「あ、あの…髪の毛…」
ガープ「あ、すまんかった…くしゃくしゃになってしまったのぅ」

ガープの言う通り、真鈴の髪型はくしゃくしゃになってしまった。
慌てて髪を手ぐしでとき、元に戻した。

ガープ「…で、何故ここにいるのかね?」
「あ、えーと…」
青雉「買い物に外に行こうかと思いまして。外出許可を頂こうと来たのですよ」

青雉が横から会話に入り込んだ。

ガープ「ほぅ……デートか‼︎」
『なっ⁉︎』

ガープはこぶしをポンと叩き、納得したように言った。

青雉「ガープさん、そうゆうワケじゃなく」
ガープ「いいじゃないか‼︎ 青春青春‼︎ 行ってこーい‼︎」
センゴク「だから勝手に決めるなともごっ⁉︎」

ガープがセンゴクの口を塞いだ。

ガープ「ほれ、さっさと行ってこーい‼︎」
「え、え?」
青雉「…真鈴ちゃん、行こう」
「え、え、えー…」

青雉が真鈴の手を引っ張り、センゴクの部屋をあとにした。
その後、部屋からは怒声が消えなかったとか…。



「…っあお、雉っ‼︎」
「ん〜?」
「は、は…速、い…」
「あ、」

立ち止まって真鈴の方を見れば、彼女の息は絶えだえで、苦しそうにしていた。

「あ〜…ごめんねェ、リンリンちゃん…あんたがいるってこと考えてなかった…」

(ガープさんが作ってくれたチャンスを無駄にしたくない、ってことで頭いっぱいだったからなァ…)

「ひ、ひど…っはぁ、はぁ」
「まだ外に出てないのに息切れしちゃ困るんだけどねェ…しょうがないかァ」
「も、走れないよ…し、ばらく」
「…じゃあ、こうするしかない、ねェ」
「きゃっ⁉︎」

お姫様抱っこされた。
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