第2章 世界会議
海兵全員の視線がスモーカーに注がれる。
「G-5のスモーカー…か? 何故あやつに?」
「なんとなく。」
「なんとなく⁉︎ なんとなくで決めるんじゃないぞガープ‼︎」
真鈴はスモーカー、と呼ばれる人物に目を向けた。
(…いかつい兄ちゃんだな。あ、隣に可愛い女の人いる‼︎ しかも美人‼︎)
真鈴はスモーカーよりも、隣にいる眼鏡っ娘に目がいっていた。
スモーカーとその眼鏡っ娘が何か話し合っている。
「おーいスモーカー。お前はどうだ、わしは適任だと思うのじゃが?」
「貴様さっきなんとなくって言ってただろうが‼︎ 何が適任、だ‼︎」
ガープはセンゴクの話をまるっと無視し、スモーカーに問い続ける。
スモーカーは腕を組み、考えこんでいる。
…隣では眼鏡っ娘が目をキラキラさせていた。
「スモーカーさん‼︎ 引き受けましょうよ‼︎ こんな体験、二度とないですよ⁉︎」
「だが…あの女に何かあってみろ、俺には責任が重すぎる…」
「私がずっとそばにいますから大丈夫です‼︎」
「お前ェ弱いくせに何言ってんだ‼︎」
「なっ…失礼ですね‼︎」
「いくらテメェが子供の世話好きだと言ったって、今回は規模が違うんだぞ⁉︎」
「大丈夫ですってば‼︎ やってみなきゃ分からないですよ⁉︎」
…5分後、スモーカーは眼鏡っ娘に推しに推され、しぶしぶ了解した。
「じゃあ1ヶ月後はG-5だな。…では解散‼︎ スモーカーはちょっとこっち来なさい。」
『はっ‼︎』
海兵達が次々と部屋をあとにしていく。
最後にスモーカーと眼鏡っ娘、センゴク、ガープ、3大将、真鈴が残った。
「…じゃあ1ヶ月後、頼むぞ。」
「「はっ‼︎」」
スモーカーと眼鏡っ娘はセンゴクに向かって敬礼した。
赤犬「…じゃあわしらは退出するとするかァ」
黄猿「そうだねェ〜」
ガープ「自己紹介でもしとけ、ぶぁっはっは‼︎」
センゴク「じゃあ失礼するよ。あ、青雉君は監視役だから残りなさい」
青雉「わーってますって。」
部屋に4人が残り、お偉いさん4人は出ていった。
部屋が一気に静かになった。
「あ〜俺のこと、ほってていいから。お前らで話しな〜」
そう言うと青雉は近くの椅子に腰掛けた。