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愛し君を想いて【BLEACH】

第1章 繋がる糸


海燕「ふーっ!もう陽が暮れてきたな~。そろそろ帰るか。」



「そうだね!今日はもう終わりにしよう。」



二人で森の出口へと向かう途中、一面野原になっている場所で私は立ち止まった。

空が夕焼け色に染まり、暗闇になりつつある藍色と夕日の赤が混ざり、美しいコントラストを描いていた。


「綺麗……」


夕焼け空に心奪われていた私を海燕が見つめていた。



海燕「……本当、綺麗だな。青蘭が(小声)…」



海燕の最後の言葉は風に吹き消され、私には届かなかった。
私は海燕を振り返り、笑顔を向ける。



「一緒に見れて、嬉しいね♪」



海燕「…おう///。」
(コイツ、可愛すぎだからっっ///)





森の出口へと着き、そこから家まで海燕は一緒に来てくれた。


海燕「また明日修行やるだろ?」


「あー…ごめん!明日はちょっと……」


海燕「?何か用事でもあんのか?」


「うん!夜一さんに修行つけてもらう約束しててね♪いいでしょ~??」


そう言い笑いながら海燕の顔を覗き込むと、あからさまに不機嫌そうな顔の海燕。



海燕「毎度毎度のことだけどよ……本っ当に夜一さんはお前のこと気に入ってるよなぁ……しかも、どっかの誰かさんは俺との修行より楽しんでそうだし?」



「たっ確かに夜一さんとの修行は楽しいよ?夜一さんは私が小さい頃から何かと助けてくれたし、お姉ちゃんみたいな存在だから…。でもっ…海燕との修行も私にとって大事な時間だから……!」



海燕(本当、コイツのこうゆうところズルいよな…///惚れた弱味だわ、全く。)



海燕「……そんなら許すっ!…じゃあ、明後日はまた俺に付き合えよ?」



「もちろんっ♪今日もありがとう♡海燕っ」



私は海燕の腕に抱きつき笑顔を向けた。
海燕は顔をよそに向けたが、彼の手は私の頭を優しく撫でた。


海燕(うおぉ…///青蘭のむっ胸っ!当たってますよ///!)



海燕「………おぅ…俺の方こそ.、ありがとな///!」



「うん!あ…海燕、顔赤いよ?くっついたから暑かった?ごめんね」



慌てて海燕の腕から離れるとグッと海燕に手を握られた。
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