第3章 ハートの海賊団
モモコ
「げ、元気な人たちですねー…」
私は、2人が出て行った扉を見ながら言った。
ロー
「あァ。うるせェくらいだ…だが、やるときゃやるんだぜ、あいつら…」
モモコ
「信頼できる仲間がいて…素敵な海賊団だね‼︎キャプテン‼︎」
ロー
「ふっ……当たり前だろ、長い間航海してるからな。
だが…更に騒がしい奴もいるけどな…」
ちょっと微笑んだと思ったら、
扉の方に視線を飛ばすロー……
誰か来るのかな?
モモコ
「えっ?どんな人だろう…」
ロー
「人では、ないな…」
モモコは頭の中にハテナマークを浮かべた。
モモコ
「人じゃ、ない……?あっ‼︎もしかして……」
ドタドタッ
バンッ‼︎‼︎
勢いよく扉が開いた。
姿を現したのは、
オレンジつなぎのしろくま……。
さっき、部屋に飛び込んで来たクマだった。
…ってベポじゃん‼︎
確かにベポは、騒がしいわ……
ベポ
「キャプェェェェテン‼︎‼︎‼︎あの……」
ベポ(騒がしいやつ)←
の話を無視して話し続けるロー。
ロー
「ウワサをすれば……
このしろくまは、ベポ。
これでも、うちの航海士だ……」
ベポ
「ちょっと、キャプテン‼︎これでもってなんですか‼︎これでもって‼︎‼︎」
アタフタしまくるベポ。
ちょっと悪戯心が出てしまい…
ワザと言ってみた……
モモコ
「本当だ〜。キャプテンの言った通りだー。うるさいって……」
ベポ
「うるさくてすみません」
モモコ
「打たれ弱っ‼︎‼︎」
つい、条件反射で言ってしまった……
思った通りの反応をするベポに……
ロー
(シャチやペンギンと同じ反応‼︎‼︎)
ローは、驚きを隠しながら
乱入者?に疑問を投げかけた。
ロー
「で、なんの用だ?ベポ。」