第3章 ハートの海賊団
ロー
「どうだ?着替え終わったか?」
モモコ
「はい...」
ロー
「...入るぞ......っっ‼︎‼︎」
部屋に入った瞬間、ローが固まった。
原因は、私の格好だと思うけど…
ローが選んだんでしょ‼︎この服‼︎
も、もしかして変だったかな?
そう思って服に目を落とす。
ロー
(いくらなんでもはだけすぎだろ‼︎)
モモコの胸元が開きすぎていて目のやり場に困った。しかも、自分で選んだ服なので、動揺しまくりのローであった…
?
「キャプテーン‼︎‼︎新しく入る子ってどんな……」
白いつなぎにキャスケットをかぶった2人の男が部屋の入り口から顔をのぞかせた。
ローは、少し驚いていた。
ロー
(なんで、こいつらがここに⁉︎)
?
「なに、この子‼︎可愛すぎだろ‼︎‼︎いでっ!」
?
「ペンギン‼︎なにお前初対面の女の子を口説いてんだよ‼︎」
よく見たらキャスケットにPENGUINとプリントされていた。漫画やアニメより自己主張すごいなー。じゃあもう1人の男はシャチかな?
?
「あっ俺はシャチ。で、こいつはペンギン。よろしくな、サクライ・モモコちゃん」
よしっ‼︎予想あたった‼︎
モモコ
「初めまして、これからお世話になります」
私はペコリとお辞儀をした…
ロー
「なんで、お前たちはここに来たんだ?あとでモモコを連れて行くと言ったはずだが…?」
ローは少しシャチ&ペンギンを睨みつけながら、言った。
ペンギン
「いや〜キャプテンが説明した時、モモコ屋って呼ばないで《モモコ》って呼んだのが珍しいなぁ〜と思って…どんな子か気になって…」
ロー
「っっ‼︎‼︎」
ロー
(マジか…俺は無意識でアイツの名を呼び捨てで呼んでいたのか…アイツに言われたからか?
それとも…もしかして…俺、アイツのこと…///)
シャチ
「キャプテン?今…顔が赤k…」
ロー
「いい加減にしねェとバラすぞ…」
ローは声に怒りを込めて言い放った。
シャチ&ペンギン
「すみませんでしたァァァァァァァァァ‼︎」
バンッ
そう叫びつつ、部屋から全力疾走して出て行ってしまった…
モモコは、何が起きたのか全く分からず、首を傾げていた。