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【ONE PIECE】アナタのためなら…

第3章 ハートの海賊団


ローが私のおでこにおでこをくっつけた

ロー
「…でお前はどこの誰なんだ?降参したんだろ…言えよ」

ど、どうしよ。[誰]は言えるけど…[どこの]が言えない。
日本なんて言うわけには、いかないし…


ローがおでこから離れるとあごをとらえていた左手の親指で、私の唇をなぞった

ロー
「お前のこの口は、ものを言うためじゃねェのか?」

モモコ
「〜〜っ‼︎」

私の心拍数が急上昇した
なんでこんなにドキドキしてんの⁉︎

ロー
「…それとも、言えねェことがあるのか?」

私は、目を見開いた
見事に図星だったから…

ロー
「ククッ…分かりやすいな、お前は…
なら、言える範囲で言ってみろ…」

モモコ
「…分かりました。
私はサクライ・モモコ。
超人系の悪魔の実、チユチユの実の能力者です。年は、16です。…今、言えるのはコレだけです」

ロー
(サクライ屋の言えねェことって、出身地だったのか…名と能力は、知ってるが…16歳か…俺は今24だから…8歳下⁉︎)

ローは動揺を隠しながら、モモコにとっての爆弾発言をした

ロー
「そうか…サクライ屋は、こことは違う“別の世界”から来たんだろ?」

モモコ
「っ⁉︎なななんで、それを…」

ロー
(やはり…別の世界から来たなら、言えないな)

ロー
「ククッ…いい反応だな…サクライ屋が別の世界から来たっていうのは、知らなかった…だから、試してみた。知ってるフリをすれば、それなりの反応をするはずだからな…」

そう言って私から離れ、私はローから解放された…

モモコ
「そうですね…人間屋に居たから私の名前と能力は、知ってますよね…」

ロー
「あァ…まァ聞きたいことは、聞けた…
サクライ屋……ここは、俺の船の俺の部屋。数時間前にシャボンディ諸島を出港した。…で、お前はこの船に乗ってもらう。拒否権はない」

モモコ
「……はい」

拒否権なしかよ……俺様というかなんというか……船長だから当たり前か。


ロー
「俺は、クルー達にサクライ屋が仲間になるって伝えてくる…っとその前に本棚戻さないとな…"シャンブルズ"」

私とローが居た場所に本棚が戻り、先ほど本棚があった場所へ入れ替わった

ちなみに私は、ローの腕の中にいる…
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