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HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第18章 スイートホリデー《縁下 力》


そのあとは、の希望で、一緒にゲームセンターへ。

一緒に音楽ゲームをしたり、クレーンゲームに格闘したり…。
本当は俺がの欲しがった景品をとってやれるような腕があればよかったんだけど、生憎そうはいかず、かっこいいところは見せられずじまいだった。

「…力、最後に今日の記念?にね、一緒にプリクラ撮りたい、です」
だめかなぁ、と首を傾げてお願いされたら、誰が断るだろうか。二つ返事で了承し、店の奥のコーナーへ向かう。

「初めて来たな、こんなコーナー」
「へへ、力とプリ撮るの、夢だったんだよ!」

慣れた手つきで機種を決め、操作を進める。いつも君はこうやって友達と遊んでいるのかな。

「じゃあ力、撮ろう?」
狭い、もはや密室状態の部屋に入ると、お互いの体を密着させてカメラに収まる。

「顔を近づけて最高の笑顔で♩3.2…」
誘導に従って俺に顔を寄せる、俺は驚いてシャッターの音と共に変な顔をした。

「…やばいな、今俺すげー変な顔をしたよ」
「大丈夫、大丈夫!気にしないで次だよ!」

次々と繰り出されるお題は、仲良く手を繋ぐとか、背中を寄せるだとか…とにかく心臓がもたないものばかりで。
終わる頃にはもう、疲れ果てていた。

「よーし、落書き終了だよ、力」
「うん、ほとんど任せちゃったけどな」
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