• テキストサイズ

HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第14章 当たり前が変わる日《弧爪 研磨》


「そうかなぁ?…って、普通に流してたけど、クロ、私の気持ちに気付いてたの⁉︎」

「そりゃな、何年幼馴染やってると思ってんだよ。つーか、こそ俺らとずっと幼馴染やってきて俺の気持ちには気付かねぇのなぁ…」

隣を歩いていたはずのクロが立ち止まり私は振り返る。
「え…クロの、気持ちって…」

「が好きだ、って事。ずっと前から、俺はお前だけ見てたんだ」

「が研磨しが見てねぇのも分かってる。…ずっと見てたからな。だから、返事は急がねぇよ。」

「ごめんクロ…私、クロの気持ち分かってなかったんだね…。」
「謝るなんてお前らしくねぇや、うん。じゃあ今日は俺先に帰るな、また明日、」

クロは、私の頭にそっと手を乗せ、ポンと撫でると、私を追い越して帰って行った。

いつも頭を撫でてくれるクロの大きくてあったかい手、クロに撫でてもらうとなぜか昔から安心したっけ…

なのに今日は…、胸が苦しい。今までクロは、どんな気持ちで私に接してくれたのかな…。
/ 210ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp