• テキストサイズ

HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第14章 当たり前が変わる日《弧爪 研磨》


道端で立ち止まり、考えていても頭の中はぐちゃぐちゃのままで…。クロのこと、研磨のこと、私のこと。

ずっと一緒にいたのに、お互いのおもっていることを伝えるのは難しい。

「…」

「え…研磨?」
背後からよく知った声がして、振り向くと研磨がいた。

「さっきクロが家に来た。が待ってるって言ってた」

クロが…?

「もう暗くなるよ、帰ろ、。」

「…、クロに何か言われたの」
私が黙っていると優しい声が上から降ってきた。

「…クロに、好きって言われた。」
「うん」
「…でも、私は研磨が好きで」
「うん」
「クロは私の気持ち知ってて、それでも好きなんだ、って」
「うん」
「…でも、私は研磨が好き」

研磨が、大好きなんだよ…。

「…クロが、のこと好きなのは俺も知ってた。が…俺のこと好きだってことも、クロが教えてくれた。負けないからな、って」
/ 210ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp