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HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第2章 恋の宣言《西谷夕》


、只今かなりピンチです。
もともと勉強はあまり得意ではなく、二年生に進級できたのも、同じバレー部の縁下の指導のおかげなくらいで。
今年はその縁下とクラスが離れてしまい、とうとう赤点を、中間試験でとってしまったのです…。

そんなことで今日の放課後から補習。夏休みにはバレー部のマネージャーとしてみんなの力になるべく、期末試験では赤点など取るわけにはいかないのだから!

「おう、じゃねーか!お前も赤点か?補習?」
「西谷!?」
補習の会場となる私のクラスに訪れたのは彼もバレー部である西谷だった。
「西谷も補習だったんだねー。頑張ろ」
「おうともよ」

ガタン

そう言って当たり前のように私の隣の席に座る西谷。
「はぁー、なんで補習なんだろう。私、今回のテストは結構勉強したんだよ?もうやだなー」
我ながら今回は計画的に勉強をした実感はあっあのだ。
それなのにこの有様。
努力を裏切られたとしか思えなかった。
「まーなー、俺は今回も全く勉強してないぜ!俺の一日なんてバレーやったら終わっちまうからな」
ドン、と胸を叩くようなポーズで自慢げに語る西谷はなんだかかっこ良く思えた。

「西谷にはバレーがあるもんね。私の勉強への努力は裏切られたんだよ。もうやりたくないー」
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