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HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第1章 あなたしか見えない《菅原 孝支》


「あ、、来てくれたんだな!
悪い、大地たち先帰ってて!」

私を見つけると、玄関から出て来たバレー部のみんなとは別れた菅原はいつもの優しい笑顔を私に向けてくれた。
「うん、かっこよかった」
「だべ!俺の仲間はみんな強いから。」

「違うよ…、私、菅原しか見てなかった。誰よりも頑張って応援してる菅原が、かっこよかったんだ」

「…、そんなこと言わないで。」
どうして、菅原、すごく顔が赤くなってる。

ぎゅっ…
気がつけば、私は菅原に抱きしめられていた。
「菅わ…」
「、ほんとはが来てたの気づいてたし、いいとこ見せたくて。結局試合は出れなかったけど…。ちょっとでも気を引きたかったから。」

「好き、が好きだから。良かったら付き合って欲しいです…」

抱きしめられて伝わってくる、菅原の鼓動。
「私も、菅原が好きです…」

「試合、また見に来て。次は絶対試合出て見せるから」

「うん」

抱きしめられた体が離され、不意に唇が重なった。

菅原の影が私に重なり、明るくなったときにはもう。

《あなたしか見えない》
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