HQ‼︎ Language of love《短編集》R18
第10章 その言葉は胸に留めて《赤葦 京治》
とは小学校から一緒で、中学では男子バレー部の部員とマネージャーの関係だった。部長だった俺とマネージャーのはよく部活の話をしたし、共に戦う戦友のようだった。
俺が高校に進むとともに過ごす時間は少なくなっていたが、数ヶ月前、勉強を教えて欲しいと尋ねてきたのだ。
昔からよく知っているとはいえ、少し遭わなかった彼女は、以前の彼女とは少し違っていた。
童顔の顔つきは変わっていなかったが、大人っぽくなった。不覚にも可愛いと思ってしまったのだ。
そこからは早かった。何度か家に上がるうちに、俺はに恋をした。
「理性的でいるのも大変なんだけど…」
誰もいない部屋で言葉を漏らした。
「お待たせー、京治はコーヒーね。ミルクなし、砂糖なしね!」
俺の好みもには分かり切っている。
俺はブラックコーヒーで、は甘々のカフェラテ。