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HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第6章 40センチ ≪月島 蛍≫


四人で訪れたのは遊園地。デートには定番のスポットだ。
地図を片手に何に乗るかと前方で相談する忠くんたちの後ろで私達は沈黙の中にいた。

‥お似合いのお二人だなぁ。元々人混みはあまり好きじゃない蛍くんは、今もポケットに手を突っ込んでいる。

「じゃあ、まずはこれから行こうか」
二人が選んだのはくるくると回転する乗り
物だ。

歩き出した私達は二人の後ろを横に並んでついて行く。

ふと、並んだ私達の手が触れて。
そのまま片手は彼の手に収まった。

「これくらい、恋人なら普通でしょ」
「そ、そうだね!」

最後に手を繋いだのは小学校のとき?
バレーボールで毎日頑張ってる蛍くんの掌、
男の子の手なんだなぁ。

私に歩幅を合わせてゆっくりと歩いてくれる。
こうしていると本当の恋人だと思えてしまう。
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