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HQ‼︎ Language of love《短編集》R18

第32章 聞かなくたってわかってる《影山 飛雄》(かすみさんリク)


「‥遅くなって悪ぃ、部活長引いて。の誕生日、祝いたくて」

荷物をおろして、私の目の前に腰を下ろした彼。
彼のバレーへの想いを否定するような態度をとった私なのに、どうして来てくれたの?

「飛雄くん‥っ。ごめんね、私‥酷いこと言ってたよっ。本当にごめんなさいっ‼」

涙がぶり返して、やっと会えた彼の顔すら姿がにじむ。
「俺こそ悪かった‥と思う」

彼の手がそっと私の髪を撫でる。
「に寂しい思いさせてたんだって気付いた。いつもバレーばっかで、それでもお前が応援してくれてたからそれに甘えてたんだと思う。‥気付かなくてごめんな」

「‥ううん、飛雄くんがバレーも私も大事にしてくれてるのは分かってるよ‥っ。つい言っちゃって、‥分かりきってることなのに」

目の前の飛雄くんは、黒い烏野ジャージ姿で、急いで来てくれたことを物語っている。

‥愛されてるなぁ、なんて柄にもなく思ったりもする。

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