HQ‼︎ Language of love《短編集》R18
第20章 ✴︎I love youは態度で示して《花巻 貴大》
「‥ん、起きたか?ほら、飲めば。」
意識を取り戻すと、ベッドに移動させられ既に衣服を着ており、先輩は枕元で私を眺めていた。
彼が飲んでいたミネラルウォーターのペットボトルを私に差し出した。
「ありがとうございます‥」
受け取り、そっと口をつけるとまだ冷たい水が喉を通る。
「あ、間接キスなんだけど?」
「‥げほっ、すみません‥」
先輩の発言に、むせかえってしまった。
‥さっきまであんなことをしてたのに、改めて意識すると、恥ずかしくなってきた。
「はは、さっきはあんな大胆だったのに?って面白いなぁ‥。間接キスでそんな赤くなるなんてさ」
「‥笑わないで下さいよ、花巻先輩」
「悪い、悪い」
口許を押さえながら大爆笑する彼。