• テキストサイズ

奈落の底から【BLEACH】

第17章 power


「あっ、隊長どないしたんですか!?」

「慶、純可、楓我、大破!私と討伐に向かいなさい!」

まず零番隊隊舎に戻り、まだ隠密機動に囲まれたままの四人に命令を下す。

「待て瀬越!なぜ虚が現れた!?まさかお前が…!」

突然の虚出現に、私を疑う砕蜂に事情を説明している暇もなく。

「説明している時間はありません!行きます!」

「はい!」

「了解!」

「おっしゃ!」

「行くでー!」

「あ、おいっ…!チッ、お前達も行くぞ。」

勢いよく飛び立ってしまった零番隊の後を追うように、砕蜂率いる二番隊も虚の討伐に渋々向かうこととなった。

出現ポイントは一番隊付近で、殆どが最上級大虚と中級大虚。
しかし特に建物を壊すなどの様子は無かった。

「皆さん、全てはこの虚達を倒した後に話します。いいですか、必ず生きて帰るように。」

「もちろんやで!」

強く頷いた四人の無事を祈り、私は三体の最上級大虚と対峙した。

(必ず勝つ…!)

「あんたがあの人の言ってた奴か。思ったより弱そうだな。」

「霊圧これっぽっちも感じないんだけど〜?」

「お前ら、人は見かけによらないとよく言うらしいぞ。」

「…どういうことですか?あなた達はなぜ私の事を知っているのです?」
/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp