第6章 堕ちる華-畜生鬼-
本当は、またしても予想以上の○○の中に、すぐにでも全てを吐き出してしまっても良かったのだが。
「…っ、それじゃ、おもしろくない、だろ」
自ら刻む律動に声を弾ませながら、畜生鬼は○○の膨らみを揉みしだき、しこった蕾に歯を立てながら、容赦なく腰を打ちつける。
「凄いぜ、お前。良いもん持ってるじゃないか。きつくて、熱くて…俺に絡みついてくる。まるで俺が食われてる気分だ」
「ゃっ、ぁぁぁっ」
「本当に…予想外に良過ぎだった。だから…“ごちそうさま”は、まだ早いよな」
そうだよな、とばかり、畜生鬼は腰を引き、それから思い切り奥へと叩きつけた。
ずぷっ…ぐぷんっ!
「ひっ、ゃはぁぁあぁぁぁっ!」
「イケよ、そら!もっと、俺を締めつけて、俺を咥えこめ!」
吐き出す叫びと同時、○○の、もはや数え切れない絶頂の中、引き絞られる愉悦に任せて畜生鬼も自身の熱を○○の中に吐き出した。
だがそれは、畜生鬼にとっては、まだたったの一度目でしかない。
まして、一度吐き出しただけでは、畜生鬼の怒張は未だ張り詰めたまま…であれば、当然、
「今のはまあ、前菜ってとこだな」
畜生鬼はそう言って笑いながら目を細めると、達した○○の中の収縮を楽しんだ。
「ああ…そういや、前菜の次は、何だったっけなぁ」
次は何て言うんだっけか、と呟きながら、畜生鬼は○○の中に留まったまま動き出した。
その怒張はとうに張り詰め、少女の中を食らいつくさんと熱を孕んでいる。
「ゃっ!? も…っ、あぁっ!」
「くく、そう言ってられるのは、いつまでだろうな?」
あの酒は即効性だ。
だからとうに効果は表れている…が、あの酒の真骨頂はむしろ……。
「これからが本番だ」
時が経つほど…情交を重ねるほどに、その効果はひたすら強まっていく。
だから今はまだ、口先だけは拒むようなことを口走っていても、既に身体は蕩けている。
後は、もう……。
身体だけでなく、心まで蕩けきるだけ………。