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陰陽の道≒式神との道

第13章 遠い約束-氷獣鬼-


それでも一つだけ分かるのは、こんな風に半ば強引に抱かれながらも、かつての記憶を取り戻した○○の中で、幼い頃に抱いた獣への好意が消えることがない…ということだった。

こんなことをされているのに、どうして…と我ながら思う。
それでも、この獣を…彼を嫌悪する気持ちが湧かなかった。

だから…せめて、初めて出会った『あの時』を思い出したと、記憶を取り戻したのだと、そう伝えたいのに。

そんな気持ちをよそに、獣は少女の脚を抱え上げると、

「ぁっ?ひぁっ!?…っぁ!」

更に○○を貪り、再び一つに溶け合っていく。

「ゃっ、ま…って…き…ぃ、てっ」
「待たぬ」

もっと深く…深く……。
○○へ向かう獣の渇望は、果てがなかった。

「も…っと、だっ」
「ひ、ぁっ、おく…っあた、って……っ」
「ここ…か?」
「ゃっ…ぁっ、ぁぁっ、ぁっ、っ、っ!」
「愛い娘よ…堪らぬ……」
「ぁっ…っ…」

溶け合い、ぐちゅぐちゅと淫猥な水音が響くほどに、獣鬼にしか分からぬ○○の香りが一層引き立ち、獣を酩酊させる。

真っ赤に上気し、涙に濡れる頬を舐めまわしながら、獣は幾度も○○と交わり、更に奥を突くように腰を振った。

「んぁ…ぁ、ぅ、ぁ、ぁっ!」
「…………っ!」

絶頂は、もう幾度めか。
がくがくと震える少女を尚も欲する獣は、既に自らの放った欲の数すら覚えていない。
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