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サッカー部の君が好きなんです

第4章 休日


ー輝sideー


なんか…良い匂いがする。
甘いけど、心が安らぐような…
たしか、由女もこんな匂いだったな…

それに、柔らかい感触もある…
でも寝むてー………
あ、そう言えば由女来てたっけ。
流石に起きねぇと、アイツも退屈だよな。

俺は眠たくて重い目を開けた。その瞬間、俺の眠気は一気に覚めた。

だって俺…


由女『……』


由女と一緒に寝てて、しかも俺、由女に抱きついてるじゃねーか!

びっくりした俺は、固まってしまった。
それに追い討ちをかけるかのように、由女は寝返りをうってきた。


輝(な…! ちょ、流石にこれはまずいって!)


これ以上やられると、自分の理性が保てなくなってしまうと思った輝は由女の肩を揺すった。


輝「由女、起きろ。なんでお前まで寝てるんだよ。」

由女『…ん、…ぅん……』

輝「由女、起きろ。おーい!」

由女『ん、…あ、輝だぁ…おは、よ……え?』

輝「やっと起きた。なんでお前まで寝てんだよ。凪斗は?」

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