第4章 休日
由女『もしもし?輝?どうしたの?』
輝「あ、由女?いや、今さ、何かさ、家族が飯一緒にたべねぇか?って…言ってんだけど…どう?」
由女『でも…迷惑じゃない?』
輝「おばさん…居ねぇんだろ?」
由女『…うん』
輝「別に迷惑じゃねーし、いつもの事だろ?
それに、凪斗(なぎと)も会いたがってるみてーだし。」
由女『凪斗が…?』
輝「おぅ。だから、良いだろ?幼馴染みなんだからさ、
困った時は頼れよ。」
由女『…ありがと。すぐそっち行くね。おばさんに伝えといて。』
輝「了解。」
そう言って輝は電話を切った。
さっき輝が言っていた凪斗というのは、輝の弟だ。
私達の一個下で、可愛い弟みたいな存在なんだけど、最近全然会ってなかったから、
凪斗が会いたがってるって輝から聞いた時は嬉しかった。
私は軽く着替えて隣の家に向かった。