第4章 休日
ー十邪sideー
偶然にもゲームセンターで由女と輝に会った俺。
俺、今日運良いかも…
心の中で小さくガッツポーズした。
十邪「で?お前らは何してたんだよ。」
由女『朝から色んな所に行ったんだけど、もうする事がなくなったから、ゲームセンターに来てたんだ♪』
十邪「ふ~ん…で、お前の手に持ってるその量のぬいぐるみは?」
由女『あ、これ?輝に取ってもらったんだぁ♪
輝、殆んど一発で取ってくれたんだ!』
十邪「へ~……」
輝「なんだよ。」
十邪「別に?由女、何か欲しい物あるか?俺が取ってやる。」
由女『え!本当?!』
十邪「あぁ。好きなの選べ。」
由女『んっと、じゃあ…』
ぬいぐるみを取ってやると言った瞬間、目を輝かせて聞いてきたコイツに頬が緩む。
由女『これ!』
由女が選んだのは、サッカーボールを持ったスヌーピーだ。
十邪「よし、ちょい待ってろよ。」
由女『うん♪』
俺は一発でスヌーピーを取った。
由女は『凄い、凄い!十邪もこういうの得意なんだね!
ありがとう♪』
何て言うもんだから、取った甲斐があったと思える。