第2章 モテ気到来
授業が始まるまでの10分、何をしようか考えていた時だった。
輝「も、もう無理!由女ー!」
由女『は!?ちょ、何で私の所に来るのよ?!』
輝「だって、俺ああいう子苦手なんだよ!!」
由女『知ってるよ!』
輝「知ってたんなら助けてくれても良かったじゃん!」
由女『知らないよ!そんなの!自分で何とかしなさいよ!何で何時も私に言うのよ!?』
輝「だってお前しか頼れる奴がいねーんだもん!」
由女『なっ!?///』
こんな会話が聞こえてきた。
なんだ?と思い、振り返って見てみると、そこには、あの女とその隣に居るのは……誰だ?
俺は眉間にシワを寄せて彼女の隣に居る奴を見ていた。
彼女とその男は随分仲が良いみたいだが、何やら言い合いをしてい。
十邪(なんなんだよ、コイツ等…)
そう思いながらも、俺は何故かイライラしていた。