第2章 モテ気到来
そう思っていると、彼女が席についた。その時、筆箱が落ちたみたいで俺の足元にシャーペンが転がってきた。それを見た俺はあの癖を出してしまった。
十邪「お前が俺の名前を下の名前で呼んだら返してやってもいいけど?」
由女『は…?』
十邪「プッ何その顔。」
由女『ア、アンタが変な事言うからでしょ?』
十邪「アンタじゃなくて、十邪だろ?ほら、早く言えよ。」
由女『分かった!言うよ!言うから!』シャーペン壊れる!
十邪「じゃ、早く言って。」
由女『ぅっ…えと……十邪…』ボソッ
十邪「は?聞こえねーもう一回。」
由女『十邪!!』
十邪「うぉ!?」ビクッ!
コイツ、耳元で叫びやがった!!
十邪「てめっ…耳元で…」
十邪『ふんっ!もう良いでしょ、早くシャーペン返してよ!』
十邪「…おぅ。」
そう言った俺はシャーペンを由女に返した。その後俺は
十邪「じゃ、これからもよろしくな、由女。」ニヤッ
由女『なっ!?』
そう言った俺は席に戻った。